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平成29年度決算特別委員会意見表明を行いました

平成30年10月15日、日本維新の会神戸市会議員団は平成29年度神戸市一般会計決算及び特別会計決算、公営企業会計決算及び関連議案合計26議案に対し10議案については認定・承認としましたが、16議案については下記の理由で認定致しませんでした。

(理由)
 いわゆるヤミ専従の問題が発覚したことで、我が会派が認定しない16議案に関しては、職員費も含まれており、人件費が違法に支払われている疑いがあります。また過去30年間に遡って約5,000万円もの退職金等の不正な支払いがあった事が判明しており、不正を黙認していたずさんな管理体制が庁内に蔓延していた感は否めません。現在、調査中のため真相は明らかになっておらず、全庁的なヤミ専従の可能性があり、根は深いものと考えます。そのため、専従許可をとらずに組合活動をしていた職務専念義務違反での給与支払いも調査中とのことで不適切な支払い額の全貌が判明していないからです。

 次に、市営地下鉄海岸線の純損失額も年間約43億円にも達しており、赤字幅削減の抜本的な対策が取られていない点です。ランニング収支均衡に向けた年度目標については、目標額を達成することができたとの事ですが、依然として多額の累積欠損金を抱え、厳しい経営環境、財政状況にあることは変わりありません。各局連携して様々なイベント実施や、新長田再開発地区に県市合同庁舎を建設し、海岸線乗客数増や地域の賑わいづくりに繋げようという計画、また沿線の大型ショッピングモールの開業がありましたが、ランニング収支均衡には遠く及ばないからです。以上、決算を認定できない理由を述べ、日本維新の会神戸市会議員団の意見表明と致します。

@意見表明動画は下記よりご覧いただけます。
・平成30年 第2回定例市会【9月議会】決算特別委員会意見表明(10月15日)